Jimi Hendrix - Blue Wild Angel: Jimi Hendrix Live At The Isle Of Wight
2002年発売。1970年8月31日(30日深夜)、イギリスのワイト島フェスティバルに於けるライブ録音。ジミ・ヘンドリックスが亡くなる18日前のライブであり、公式な録音としては本作が最後の作品となる。
この日はヨーロッパツアーの初日であり、午前3時頃からの出演であった。同日夜にはスウェーデンでライブを行うというハードスケジュールが災いしたのか、9月6日のドイツのフェスティバル出演後にベースのビリー・コックスが脱退し、ツアーは中止された。その後ジミは9月16日にエリック・バードン&ウォーのライブに飛び入りで参加し、それが生前最後の演奏となった。
9月6日のライブはエアー録音が残されており、オフィシャル・ブートレグとして発売された。また、16日のライブは奇跡的にオーディエンス録音が残されており、非公式ではあるがYouTubeで聴ける。
歴史的な音源である本作には、いくつかの問題点がある。まず、バスドラムの音が小さく、迫力に欠ける。そして、全体的に音がこもっている。ジミの発掘音源はほとんどが素晴らしい音質であり、本作に関しては少し不満が残る。
以下に、非公式なリマスター音源の制作方法を記載する。「注意事項」のカテゴリーの記事を必ずお読みいただき、私的使用の範囲内でお楽しみいただきたい。
・CDをWAV形式でパソコンに取り込む
・デスクトップに新規フォルダを2つ作成し、それぞれA, Bと名前を付ける
・Aフォルダに全曲のWAVファイルをコピーする
・SoundEngine Freeを起動し、1曲目のファイルを画面中央にドロップする
・音質タブからグラフィックイコライザーをクリックする
・下記の数値を半角で入力する
62Hz 1
125Hz 1
250Hz 2
1kHz 1
8kHz 1
16kHz 12
音量 -3(マイナスです)
・OKボタンをクリックする
・別名保存ボタンをクリックし、Bフォルダにファイルを保存する
・上記の手順を全曲分繰り返す
波形が0dBを超えていても、聴覚上の音割れが最小限であれば問題ないものとする。
iTunesで楽曲を管理する場合は、Bフォルダから新規プレイリストにファイルをコピーし、アルバムタイトルの先頭に"[DIY Remaster]"を追加する。
リマスタリングの効果がはっきりと表れるのが、Machine Gunのドラムソロである。
Additional explanation:
・Click "Graphic EQ" from the Quality tab
Jimi Hendrix - Guitar, Vocals
Billy Cox - Bass
Mitch Mitchell - Drums
※本作はCD2枚組を基本形態とし、DVDを加えた3枚組、楽曲が抜粋されたCD1枚組、DVDのみの1枚組、Blu-rayのみの1枚組、アナログレコードが存在します。ご購入の際はくれぐれもご注意ください。