Keith Jarrett

Keith Jarrett - Personal Mountains

2020-03-12

 

1989年発表作品。アートワークには"Concert Recording, April 1979, Tokyo"としか記載されていないが、1979年4月16~17日、東京都・中野サンプラザに於けるライブ録音とされている。2012年発表の"Sleeper"が4月16日のライブであり、本作と重複する部分がないため、実際には17日のライブであると考えられる。

 

本作の内容について触れる前に、キース・ジャレットが所属するレーベルである"ECM Records"の特徴を理解する必要がある。ECMは基本的に過去の作品のリマスタリングを行わない。なぜなら、作品をリリースする段階で、音質やアートワークを完璧に仕上げているという自負があり、リマスタリングを行う必要がないと判断しているからである。例外として、"Selected Recordings"というベスト盤のような企画ではリマスタリングを行っている。

2017年に、日本のタワーレコードが世界で初めてECMの作品の一部をSACD化して再発した。SACDハイブリッド (Hybrid SACD) という、CD規格とSACD規格の2層構造になっており、この内新規リマスター音源が採用されたのはSACD層のみであった。レーベルの常軌を逸したこだわりが伝わってくる。

 

本作は、ECM創立20周年記念の企画として、10年間のお蔵入りを経て発売された。前日のライブを収録した"Sleeper"は2012年発売であり、1989年当時よりもマスタリングの技術は向上している。この2作を聴き比べると、2日連続で同じ会場で行われたライブだとは思えない程に音質面での落差が大きい。音量が小さ過ぎる上に、重低音があまりにも貧弱である。

今回のリマスタリングでは重低音を徹底的に持ち上げ、音圧を確保しながらも原音の質感と乖離しない音質に仕上げる。

 

以下に、非公式なリマスター音源の制作方法を記載する。「注意事項」のカテゴリーの記事を必ずお読みいただき、私的使用の範囲内でお楽しみいただきたい。

 

・CDをWAV形式でパソコンに取り込む

・デスクトップに新規フォルダを2つ作成し、それぞれA, Bと名前を付ける

・Aフォルダに全曲のWAVファイルをコピーする

 

・SoundEngine Freeを起動し、1曲目のファイルを画面中央にドロップする

・音質タブからグラフィックイコライザーをクリックする

・下記の数値を半角で入力する

62Hz 4

125Hz 4

250Hz 4

500Hz 2

1kHz 4

2kHz -2(マイナスです)

4kHz 4

8kHz -2(マイナスです)

16kHz 14

音量 -6(マイナスです)

 

・OKボタンをクリックし、波形の変化を確認する

 

・別名保存ボタンをクリックし、Bフォルダにファイルを保存する

・上記の手順を全曲分繰り返す

 

波形が0dBを超えていても、聴覚上の音割れが最小限であれば問題ないものとする。

iTunesで楽曲を管理する場合は、Bフォルダから新規プレイリストにファイルをコピーし、アルバムタイトルに"(DIY Remaster)"を追加する。

CDの購入が難しい場合は、圧縮音源を購入してWAVファイルに変換することを推奨する。

 

「パーソナル・マウンテンズ」とは何を意味するのか?人それぞれが直面する登るべき山、越えるべき壁のことだと解釈している。それらに向かって前進する力を与えてくれる音楽である。

 

 

Additional explanation:

・Click "Graphic EQ" from the Quality tab

 

 

Keith Jarrett - Piano, Percussion

Jan Garbarek - Tenor and Soprano Saxophones

Palle Danielsson - Bass

Jon Christensen - Drums

 

 

※リンク先の「リマスター」という表記は誤りです。

 

-Keith Jarrett

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